昭和の街並みと、新しくできたカフェが共存する。
野沢温泉には外湯が13湯ありますが、一日目に入れたのは4湯。
二日目はお家へ帰らないといけないので、午前中が勝負です。笑
民宿をチェックアウトしたあとは、町をブラブラしにいきました。
午前中は、町がゆったりとしています。
お土産屋さんや、おしゃれなカフェもあって、町歩きも楽しいです。
外国の方とすれ違うことも多くあり、ほかの温泉地とは少し違うグローバルな雰囲気があります。
野沢温泉のシンボル「大湯」
商店街を抜けると、見えてきたのは野沢温泉のシンボル「大湯」。
ど~ん!とした雰囲気はさすがです!
泉質は単純硫黄泉。胃腸病・リウマチ・婦人病などに良いそうです。
湯舟はふたつ。
手前がぬる湯、奥があつ湯です。
色が少し違いますね。
野沢温泉の外湯は高温の所が多いので、湯もみしたり水を混ぜないと入れないほどの所が多いですが、こちらは入る方も多くあつ湯でも入りやすかったです。
そして、ぬる湯もあるのでゆったり入ることができました。
大湯の正面には足湯もありました。
次はわき道を少し入っていきます。
二階建ての湯屋「まつば乃湯」
次に入ったのは、石造りの壁が印象的な「まつば乃湯」です。
二階建ての建物で、一階は洗濯場になっています。
温泉で洗濯できるなんて!こんなところが近所にあったらいいですね。
そして、階段の脇には温泉卵を作れる場所もありました。
湯で時間22分の時間を消して、16~17分と書いてあります。
22分だと少し硬かったのでしょうかね(笑)
私たちはいつも15分くらいででてくるので、17分はちょうどよくて好都合です!
でも、卵を買ってなくて、温泉卵作りができなかったのが後悔。。
次回また挑戦します。
肝心のお風呂ですが、写真はないのですが、四角い石造りの湯舟です。
私が入ったときは先客がいたので、その方が加水したのか、湯温がちょうどよかったです。
いつもは熱いようですね。
泉質は含石膏一食塩・硫黄泉。効能は痔核・糖尿病・リウマチ・中風・神経痛など。
湯触りはさらさら、するするした感じでした。
浴場のガラス窓から外の明かりが入ってくる雰囲気がなんとも素敵で、個人的にはとっても気に入りました!
通り過ぎそうな建物「十王堂の湯」
一見、外湯だと気づかず通り過ぎそうだったのが「十王堂の湯」です。
こちらも二階建ての浴場です。一階が女性、二階が男性になっています。
こちらは時間の関係で入れなかったのですが、密かに人気のある外湯だと後で知ることに。。
泉質は大湯とほぼ同じとのこと。
にごり湯がよいそうですよ。
こちらにも温泉卵製造槽がありました。
素朴さがとても良いですね!
一般の人の利用は時間が限られているようなので、調べてから利用してくださいね。
野沢温泉の台所「麻釜」
温泉街を散策していると、湯気がひと際沸き上がる場所にたどり着きました。
国の天然記念物にも指定されている「麻釜」です。
住民の方が調理をしていました。
100度近い熱湯が湧き出ているため、食材をゆでたり、洗濯したり、5つの大きな釜を使い分けて使用するそうです。
残念ながら観光の方は使用することができませんが、外から見学することはできます。
町の方の暮らしが見え野沢温泉らしい雰囲気は、一見の価値ありですよ。
周辺の店舗では麻釜で調理した温泉卵や団子が販売されていました。
麻釜を源泉とする「麻釜湯」
その麻釜を源泉とする外湯はいくつかあるようですが、私たちが訪れたのは「麻釜湯」。
麻釜から100mほど坂道を下ると見えてきます。
泉質は、含芒硝-石膏・硫黄泉。効能は、痔核、糖尿病・リウマチ・中風・神経痛など。
石造りの湯舟でさらっとしていて、こじんまりと落ち着きますね。
温泉街を少し抜けると現れる「真湯」
温泉街から少し離れたところに佇むのが「真湯」です。
離れていながらリピーターが多いとのこと。
どんなお湯なのか気になります。
建物も湯舟も少し新しい様子です。
お湯は独自の源泉を使用していて、乳白色で少し緑がかった色をしていました。
単純硫黄泉で、硫黄の香りが強め。湯音は熱いです。そして湯花がたくさん浮いていました!
私が入ったときは、外からの明かりが気持ちよく、お花が飾られていたりしてとても良い雰囲気でした。
隠れ湯のような佇まい「滝の湯」
麻釜から離れて少しわき道の坂を上ります。
本当にこちらであっているのか?と不安になりながら進むと、見えてきたのが「滝の湯」です。
隣にはスキー場のリフトが見えます。
温泉マップで見ると、端に当たる外湯です。
中に入って湯舟をのぞくとこちらも大量の湯花でびっくり!
見えるかな??
そして熱いこと熱いこと。
今回一番の熱さでした。もしかしたら、大通りから離れているから観光客があまり来ないのかもしれません。入るのは、地元の方か温泉マニアだけなのかも 😉
タイル造りの湯舟が昭和っぽくて、今回訪れた中では歴史が感じられました。
しかし、熱かったなぁ(笑)
新しい建物が印象的な「新田の湯」
先ほどの「滝の湯」と離れて東側に佇むのは「新田の湯」です。
建て替えられたばかりの建物はひときわ目立ちます。
泉質は、麻釜と同じ。
湯舟と床は石造り。建物の木の香りが心地よく、高さがあるので開放感があります。
光が降り注ぐ日中に入るのがおすすめです。
色は透明ですが、湯温は熱かったです。
外湯めぐりの楽しみ方
一泊二日の旅で、活動時間は夕方から次の日の正午まで。
訪れた外湯は全部で11湯!(入浴できたのは内10湯)
残り2湯で全制覇でしたが、これは次の楽しみにとっておきます。
すべてに入ることがGOALではないですが、外湯を巡って感じたのは、同じ源泉でも湯舟の形や、館の雰囲気が違うので楽しいということです。
自分のお気に入りが見つかった時の喜びがなんともうれしい。
きっと季節によっても湯温が違ったり、町の雰囲気が違ったりして、何度訪れても楽しめると思います。
温泉好きの人たちが野沢温泉をおすすめするのが、とても理解できました。
こんなに巡るなら、御朱印めぐりしておくんだったなぁ~。(観光案内所で購入できる御朱印帳があるんです)
私も必ず再訪したいと思います!
皆さんもぜひ、外湯めぐりを楽しんできてください。
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