加賀温泉郷で温泉三昧の旅~山中・山代温泉レポート編~

お出かけ



個性的な湯が集まる北陸の湯、加賀温泉郷。

北陸地方三県の、ほぼ真ん中。

富山県、石川県、福井県に囲まれた地に、加賀温泉郷はあります。

加賀温泉郷と呼ばれる温泉地は4か所、

片山津温泉、山代温泉、山中温泉、あわづ温泉です。

それぞれの温泉地から15分圏内で移動ができる、湯めぐりをするのには最適な地です。

今回はその中でも、山中温泉と山代温泉をレポートしていきたいと思います。

開湯1300年、渓谷にある「山中温泉」

山中温泉は、豊かな自然の中にあります。

渓谷沿いにあるため、宿や遊歩道から眺める渓谷も一見の価値ありです!

山中の温泉は身体の芯まで染みわたり、身も心も潤すと松尾芭蕉が称賛した温泉でもあります。

「芭蕉の館」という施設もあり、築100年以上の宿屋古建築は圧巻。

この地に滞在すると、身体も頭もやわらかくなりそうですね。

山中温泉の泉質は以下の通り。

泉質 カルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉
温度 48,3度
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、慢性消化病、痔病、冷え性、病後回復、
   疲労回復、健康増進、動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病、運動麻痺

【飲泉可能】胆石、慢性便秘症、肥満、糖尿病、痛風

山中のシンボル「総湯 菊の湯」

こちらが山中温泉総湯「菊の湯」です。

開湯以来1300年も変わらぬ場所で今も昔も多くの人から愛され、賑わう温泉です。

芭蕉の句「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」

から命名されたのが、こちらの「菊の湯」。

建物が男性と女性で分かれています。写真は女性風呂。

湯舟の造りが若干違うようで、こちらの湯舟を主人は大変気に入っていました 😉

 

この投稿をInstagramで見る

 

加賀温泉郷 加賀市観光情報センター【公式】(@official_kagaonsen)がシェアした投稿

男女ともに湯舟は広く、

男性のほうは、長方形の湯舟の真ん中からすごい湯量の温泉がどばどばと溢れている、とのこと。

女性のほうの湯舟も、長方形ですが、半分はボコボコと泡立つジェットバスになっていました。

料金大人 460円 、小人 130円 6~12歳未満、幼児 50円、3~6歳未満、3歳未満無料

向かいには、足湯や飲泉所があり、

中に入らなくても温泉を楽しむことが可能です!

だけど、伝統ある建物のなかで楽しむ温泉は、とても気持ちの良いものですよ!

お時間ある方はぜひ入湯しましょう。

温泉街を散策~ゆげ街道から川床へ~

ゆげ街道でお気に入りをみつけよう!

山中温泉の温泉街には、ゆげ街道という通りがあり、多くのお店が立ち並びます。

北陸のお酒を扱う酒屋さんのほか、食べ歩きグルメが魅力の精肉店。

私はコロッケとカツをいただきました。

伝統工芸品を取り扱うお店では、お気に入りの山中漆器や九谷焼の食器も見つけることが出来ます。

詳細は以前の記事でご紹介していますので、ぜひごらんください。

絶品コロッケと、山中の地酒

川床で絶品スイーツとマイナスイオンを浴びる

モダンで近代的なデザインの「あやとりはし」を渡った先に、

「鶴仙渓 川床」があります。

小さな滝もあり、水の音と川の流れ、木々のせせらぎを感じながら

いただくスイーツは絶品です。

川沿いには遊歩道があり、山中温泉をゆっくりと過ごすには

こちらの散歩道もおすすめです。

緑に囲まれた温泉街だからこそ楽しめるスポットです。

詳しくはこちら↓の記事でもご紹介しています。

鶴仙渓 川床で絶品スイーツ!


神仏の魂が宿る「山代温泉」

山中温泉から車で走ること15分。

神仏の魂が宿る「山代温泉」があります。

こちらは服部神社。

機織の神、天羽鎚雄神(あめのはづちをのかみ)を配っています。

神社のお隣には湯守寺である薬王院温泉寺があり、

まるで神仏が山代の地を守っているようです。

山代温泉の泉質はこちら。

泉質 ナトリウム・カルシウム 一硫酸塩・塩化物泉
   カルシウム・ナトリウム 一硫酸塩泉
温度 63,2
効能 筋肉もしくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、
   神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、
   冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、
   軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、
   痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)
   病後回復期、疲労回復、健康増進。
 
泉質別適応症  きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
飲泉可

街のシンボル「総湯」と「古総湯」

ステンドグラスの彩りにうっとり「古総湯」

街の広場にはシンボルとなる「古総湯」があります。

柳が建物に寄り添い、とても綺麗です。

「古総湯」は明治時代の総湯を復元し、外観や内装だけでなく、湯あみが楽しめる施設となっており、

中に洗い場はありません。

お湯を楽しむのが、古総湯の特徴です。

中に入ると番台の方が、私たち夫婦を一人ずつ案内してくださいました。

 

この投稿をInstagramで見る

 

加賀温泉郷 加賀市観光情報センター【公式】(@official_kagaonsen)がシェアした投稿


湯舟は四角形でとてもシンプル。

漆塗りの木の壁面がとても印象的な浴室ですが、

ひと際目につくのは、ステンドグラスのようなガラスの窓。

それはとても色鮮やかで、水面に映る景色がとても綺麗でした。

ゆったりと湯を楽しめる浴場となっています。

料金大人500円、中人(6~12歳未満)200円、小人(3~6歳未満)100円、3歳未満無料
泉質ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
加水なしの100%源泉「総湯」

「総湯」では、広く新しい熱交換システムを導入しており、

源泉100%を楽しめる共同浴場です。

こちらには洗い場もあるので、地元の方からも愛され、日常に溶け込んだ浴場でした。

湯舟もシンプル。

こちらの温泉は単純温泉も合わさっており、お子様にも優しい泉質のようです。

料金大人460円、中人(6~12歳未満)130円、小人(3~6歳未満)50円、3歳未満無料
泉質ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
単純温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)の混合泉

山代温泉そぞろ歩き

烏が見守る、源泉足湯。

広場の脇には、「源泉足湯」があります。

足湯の中央には烏が。

山代温泉の発祥は、傷口を湧水で癒す一匹の烏ヤタガラスを見つけたのが始まりと言われています。

その湧水が温泉だったので人々は「烏の湯」と呼んで親しんできました。

足湯は広く余裕があります。

中央の湯口から、飲泉もでき、こちらの温泉はミネラルが多く含まれているようです。

身体の内から温まることが出来ますよ!

温泉卵や加賀棒茶パフェで胃袋もまんぞく

広場から歩いていくと、温泉を生かした食べ物がたくさんありました。

温泉たまごを乗せたソフトクリームや、加賀棒茶を使ったパフェ!

 

この投稿をInstagramで見る

 

加賀温泉郷 加賀市観光情報センター【公式】(@official_kagaonsen)がシェアした投稿

写真映えスポットがたくさんあります。

食べ物のほかにも、

九谷焼絵付け体験ができる「ギャラリーCoCo」も温泉街にありますので、

みんなでワイワイと歩いてみてはいかがでしょうか?

加賀温泉郷で温泉巡りしませんか?

加賀温泉郷、いかがでしたか?

それぞれのアクセスがしやすいのも特徴ですが、

それぞれが近いにも関わらず、個性的で、町の印象も違うため、

湯めぐりしながら散策も楽しめる温泉地となっています。

石川を訪れた際は、金沢市内だけでなく、ぜひ加賀温泉郷にも足を運んでみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました